*東伊豆 八幡野 アジ根*
貝殻ライン
ダイビングショップ:Milky Wave        料金:ビジター \17,000 ■ツアー費用に含まれるもの■    ・クラブハウス(または周辺駅)から各ポイントまでの交通費    ・施設使用料    ・タンクレンタル代(2本)    ・ガイド代(2本)    ・ダイビング保険 ■ツアー費用に含まれないもの■    ・クラブハウス(または周辺駅)までの交通費    ・宿泊費(土日ツアー参加の方)    ・食事 所要時間:約4時間 〒 414-0052   静岡県伊東市荻向山 649-76  ミルキーウェーブ 代表 桜井敏彦   電話 : 0557 ( 45 ) 4533   FAX:      〃   メール: milky-wave._since.1985@docomo.ne.jp      ”@”を半角に変えてくださいね。


貝殻ライン
2004年9月4日 東伊豆 八幡野 天気:くもり 気温:26℃ 水面:26℃ 水底:24〜22℃ 透明度・透視度 共に5〜8mほど 風向:南東〜南西 ■1本目   アジ根■               ■2本目   アジ根■ Entry:09:53                      Entry:11:12 Exit: 10:24                       Exit: 11:43
貝殻ライン


東伊豆にある八幡野というところへダイビングをしに出かけてきた。

八幡野はゴツゴツした岩の周囲に魚が何種類も集まる場所です。
岩肌には赤やピンクのカラフルなソフトコーラルも。この自然を長期保つ為に、八幡野では
スポットローテーションシステム(潜れるダイビングスポットを定期的に入替え、一定期間休ませる
ことにより海のコンディションを回復させるというやり方)を採用し、
長年にに渡ってグッドコンディションを保つ努力を続けているそうです。

天気予報では雨で、降水確率も60%と高めであったが、実際に現地へ行ってみると天気は
くもりで雨には降られなかった。ときどき晴れ間も見えたりして丁度よかった。ただ、波は非常に
高く岸壁に打ち付ける波は遠目からでもかなりのものだった。
見た目では5m以上。もっとあったかもしれない。

私たちが潜った今回のポイントはアジ根といわれる場所で、すぐ隣には船着場があり船の
往来がある場所だ。 そこには波消しブロックや防波堤に囲まれているので比較的波は穏やかに
なるのだが、それでもうねりはすごいものがあった。

ダイビング暦は5年目だが、タンク本数が少ない私が果たして潜れるかどうか判断するのに少し
時間がかかったが、私がライセンスを取って以来、ずっとバディを勤めてくれている主人と、
インストラクターでもある先生にも「いけるだろう」と判断してくれて私は無事、潜ることを許された。

器材をセッティングし、エントリー。ロープに捕まりながら、大きな波が来る前に海の中へと潜って
集合場所まで泳いでいく。無事エントリーを済ませ、全員が集合したのを確認した後にガイドの
指示で潜行した。前回潜ったのが丁度1ヶ月前。耳抜きが心配だったが思ったよりスムーズに
いってよかった。うねりがすごくてガイドロープを手繰り寄せながらでないと身体が左右に
揺さぶられてしまい、思うように身体をコントロールできないほどだった。しかも透明度が悪い。
うねりの影響で、砂や海草で濁っていて透視度も悪く、ガイドや仲間を見失って
しまいそうだった。

水深7mくらいまで行くと少し見通しがよくなり、本日の透明度と透視度は5〜8mほどだった。
水温も水面が26度と気温とほぼ一緒。水底では24〜22度くらいだった。 
魚はそこそこ居たけど、種類が多く、一瞬に通り過ぎたり遠目だったりして種類が判別できない
ことや、何種類も遭遇するので私の場合、ほとんど覚えられない。 でも、ハコフグやアジなど
いくつか知っている魚と遭遇することができた。

1本目が終わって、あまり長い休憩をとらずに2本目潜ることとなった。
時間が経過するにつれて、うねりが激しくなったので早めに潜ったほうがいいというガイドと
インストラクターの判断からだった。 さほど深い場所にまで潜らないので大丈夫ということも
あったと思う。

40〜50分ほどの休憩を取った後に2本目も潜って無事帰ってきてほっとしたとき海のほうから
「助けて!!」という叫び声を聞いた。見たら女性らしき人が2・3人いるように見えた。
何度も助けを求める声を聞いて周りがざわつく。 
陸に居た女性が「どなたかインストラクターの方いらっしゃいませんか?」と叫んでいた。
器材を背負わず数名の男性が一斉に海へと入り、女性が海から引き上げられた。

意識はあるようだったが、顔面蒼白。 すぐに救急車が呼ばれて一時は騒然となった。
あとから判ったことだが、助けを求めたのは助けてもらった本人であったこと。
そしてうねりが酷かったのと、透明度が悪くパニックになってしまったことがわかった。
幸い大事には至らず、消防車や救急車が現地に到着したものの病院へ運ばれること無く
騒ぎは収まったようだ。

雰囲気的にはダイビングショップのグループではなく、個人サークルのグループだったようで、
インストラクターがそばについていたかどうかも定かではないとのことだった。
経験が浅い人には今日の海は過酷だったのもあったと思う。

主人も「ライセンス取立ての頃のKiaoraだったら潜らせなかった。」とあとから言ってたくらい
だったから、やはり初心者には厳しい状況だったようだ。
自分は無事に潜って戻ってこれてよかったと思った。

2本目あがってくるとき、波に足を取られ両膝をコンクリートに打ち付けてしまい、
あざになってしまったけど、落ち着いて潜ることが出来たし、器材の細かい使い勝手が
気になったりと少し余裕も出てきたしうねりの中でもガイドロープに捕まりながら
映画「ツイスター」みたいと思ったりしながらだったので、自分としてはまずまずだったかな・・・と。

これからも落ち着いて安全なダイビングを楽しめたらいいなと思った。