■■ Masai Mara National Reserve ■■
あまりにも写真の枚数が多いため、マラセレナロッジ写真集とマサイビレッジ訪問写真集は別にしました。 参考にしたい方は■Mara Serena Lodge■           ■Masai' Village■  をご覧ください。                                                2005/8/12-14




マサ・イマラ国立保護区

アフリカ・ケニア旅行最大のイベント、マサイ・マラ国立保護区へ。マサイ・マラはケニアの南西部 に位置し、タンザニアのセレンゲティN.Pと国境線で隣接しています。
セレンゲティとはマサイの言葉で『果てしない平原』を意味しています。
野生動物の数ではケニア国内No.1。 ライオン王国としても有名です。
日本で放送されているケニアのサバンナはここマサイ・マラがほとんどなんだそうです。

面積は1840平方キロメートル(大阪府の面積に匹敵) 周りにほとんど障害物がないので
晴れていれば肉眼で20kmほど先にある山が見えるほど。
アフリカの大地を満喫できるすばらしい場所のひとつです。





サバンナに生息している野生のマサイキリン
遠くに見えているのは山です。 はっきりとはしていませんが、およそ20km先まで肉眼で見渡せるほど広いです。
 

アフリカ象の群れの中に子供の象もいました。
 
 






ライオン
3日間ずっと世話してくれたサファリカーのドライバー、ジョセフのおかげでこんな至近距離で撮影することができました。



正直ドライバーのカンと経験はサファリを楽しめるかどうかに大きく左右されると思います。





シマウマ
ヌーと同様、シマウマもたくさん居ました。
どうやらシマウマもヌーも雨が降っているエリアに向かっていつも移動しているようで川渡りはそのたびに繰り返されているようです。


ブチハイエナ
茶色い斑点があります。
一見すると犬みたい。





マングース
カバ

マラ川の対岸で発見。
水のある場所に群れで居ることが多いので割りと発見しやすい。

ヒッポプール以外でもカバを見かけることがあるので、マラ川沿いを通るときはよく観察してみるといい。

 

 






    
 ヌーの群れ
『ここってヌー牧場だったっけ?』
なんてボケたくなるくらいものすごい数のヌーを見ることが出来ました。
とても数え切れません。 ここには160万頭ものヌーがいるのです。とにかくすごい!
遠くから見るとまるでアリの大群のようで一見するとなんの群れだかわからないほど。 この時期は丁度ヌーやシマウマがマラ川を渡る
時期でもあったのでヌーの川渡りを見るのも目的のひとつだったのですが、見飽きるほどヌーの大群を見ました。





ヌーの川渡りを見ることが出来ました。がけの上には数え切れないほどのヌーの大群が。
正直鳥肌物で、全員息を潜めてその様子を見守りました。


写真が白っぽく見えるのは土ぼこりがすごいため。
TVで見たことがあるヌーの川渡りよりは規模が小さかったのですが、生で見ることが出来た感動はすごいものがあります。

草食動物なので性格は臆病。
なので、なかなか川を渡ろうとしないのも
印象的でした。
対岸の草むらの影にサファリカーを停めて
待つこと数分、このときこの様子を
見ていたのは私たちのみ。






ヌー
おじいちゃんみたいな顔をしています。子供のヌーもおんなじ顔。

ヌーはセレンゲティに滞在している間のわずか2週間で子供を産みます。そしてセレンゲティとマサイマラを移動しながら一生を終えます。

                 トピ
牛と同じくらいの大きさがあり、体は特徴のある模様を持っているのですぐにわかります。

ハゲワシ
ライオンが獲物を食べているすぐ近くに居ました。 死肉をあさるので、肉食動物がいる近くに出没する
可能性大。

                 ワニ
一見すると流木のようにも見えますが、実はワニの大群。




イボイノシシ
顔つきは『もののけ姫』に出てくる
イノシシに似ているので見かけたらすぐにわかると思います。走る速度は意外に速く一生懸命全速力で走る姿は結構かわいかったりする。



バッファロー
アフリカ水牛です。
カツラにも見える角があるので遠くからでも判りやすいです。
体も大きいので迫力満点。
突進されたら脅威です。

                テリムクドリ
美しい羽を持っているムクドリの仲間。
ロッジでも見かけることが出来るので
比較的宿泊客には身近な存在です。

泣き声はちょっとうるさい。


インパラ
たくさん見かけました。
しっぽを常にプリプリと動かす姿がとてもかわいいです。



トムソンガゼル と インパラ
違いわかりますか?
写真の上のほうに居るのがトムソンガゼルです。下の方にいるのがインパラ。
横腹に黒い横帯があるのが特徴。





サバンナの夕焼け
すばらしい眺めでした。
なんと表現していいか判りません。

この感動はどんなにすばらしい文章力でもって
書き記しても伝えきれるものではありません。
実際に現地に行って初めて味わえるものです。

壮大な、すばらしい、美しい まさにこんな言葉がぴったり当てはまる場所です。




気球が着陸した場所からさほど遠くないところでチーターを見ることが出来ました。
 

チーターの食事風景です。
かなり写真は生々しいですが、これがサファリで生き抜く野生動物の本当の姿なので写真加工せず掲載します。





草が生えているところはいいのですが、土のところを通るときは土ぼこりがすごいです。
雨が降ることもありますが、基本的には乾季なので埃がすごい。

写真のようにサファリカーはオープンタイプ
※ロッジによってサファリカーのタイプが違います。

雨が降ると屋根、側面ともにカバー
を手動で被せます。
こうして道なき場所をガンガン進んでしまう。
各サバンナにおける問題のひとつ。地元の人もドライバーもこれがいいことだとは思っていません。 観光客に来てもらうために仕方がなくやっているドライバーも多いのです。




サファリカーに近づくライオン

丁度このときはメスライオンが4頭ほど、
オスライオンが1頭近くに居ました。
私たちも数十メートル離れた場所から
観察しました。


カメラマンの人でしょうか・・・
物凄いカメラを持っています。
この時期は私たちのような観光客の他に こうした熱心なマニアやカメラマン、
TVクルーがたくさん集まります。

動物達の行き先を妨害したり、狩や食事している最中に長時間邪魔をしたり、大声をあげるようなことは避けるべきです。  野生動物の生活の場を脅かしているという自覚を持って、必要以上にサバンナを荒らさないこと、必要以上に動物達を追いかけないことが私達に求められている最低限のマナーなのです。
野生動物が暮らすサバンナに車で入り込み、勝手に道を作って動物たちの生活を脅かしているもの・・・それは間違いなく人間です。
よくないことと知りながら、それをせざるを得ない現地で暮らす人々の現状を知り私達になにができるのか考えなくてはいけません。

なので、私達は見たい動物の希望は出しましたがドライバーの指示に従い、無理を言いませんでした。 例え希望の動物を見ることが出来なくても、それは誰のせいでもありません。
私達はジョセフに敬意を払い、彼の考えや行動を支持しました。
彼が『よそう。今はダメだ。』と言った時は素直に従いました。

ヌーやシマウマが川を渡りたい対岸にサファリカーを横付けしている横暴な人たち。 ジョセフは彼らの行動を見て言葉を失っていました。 欧米人の中には金をドライバーに渡してやりたい放題する人がまだまだいるそうです。





たとえサファリカーに乗っているときでさえも帽子、サングラス、
水、そして防寒具は必需品。
サファリは午前中2時間、夕方に2時間。
その間、トイレにはいかれません。

また土ぼこりがすごいので、顔も鼻の穴も中も真っ黒になります。
のど飴を持っていくといいですよ。

サバンナのど真ん中で・・・
もちろん勝手に車を降りてはいけません。
ジョセフに安全を確認してもらい、更に自分でも気をつけなくてはいけません。ちょっとした油断が取り返しのつかない大事故になりかねない事を十分承知しておくことです。

サファリカーの車内
窓が大きく動物が良く見えます。
ただし小さなお子さんが一緒の人は十分注意してください。
同然チャイルドシートはありません。
身を乗り出して車から落下してしまったら大変です。