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都立高校に入学して、ハワイに行こう!という母の言葉にのせられ
無事都立高校への入学が決まった私が行った場所はアメリカ本土でした。
丁度、旅行会社が出していた短期留学の広告を母が見つけたので申し込んでくれたのです。
こうして私は贅沢なことに親のお金で初めての海外旅行を体験することが出来ました。
もうかなり前の話なので思い出すのも大変なくらいなのですが…私が行った場所は
カリフォルニア州南部の港町サンディエゴというところです。
ロスからサンディエゴまで高速道路で2時間半くらいの距離にあります。
初めての海外、ホームステイだったのでかなり緊張した覚えがあります。
空港に降り立ったとき、空港にアーチ状の建造物があったように思います。
この旅行会社主催の短気留学には、日本から若い女性のスタッフも一緒でした。
かなり頼りなさそうな人でしたが、私たちが頼れるのはこの人だけ…
平均年齢が17歳くらいの総勢30名ほどの参加者が居ました。
空港からバスに乗り、2時間以上もメキシコの方角に行くとサンディエゴに到着です。
小さな集会場でバスは止まり、荷物と一緒に降りました。
そこから現地スタッフの家に行って、それぞれのホストファミリーが迎えに来てくれるのを待ちました。
私のホストファミリーとなる人はなかなか訪れず、当時まだ17歳程度の私が初めての海外旅行
しかも親元離れて1ヶ月なんていうのは今までなかったことなので知恵熱を出してしまい
ベットを借りて横になっていました。 どのくらい待ったでしょう… やっとそのホストファミリーが迎えに来てくれました。
彼女の車に乗り込み、最初なんて話していいのか判らないはずなのに
私は酔うのも忘れて英語の辞書片手に一生懸命話し掛けたのを覚えています。
現地での初めての話題は私の犬の名前や家族のことだったと思います。
今思うとかなり度胸があったと思います…(;^_^A
彼女のおうちに到着して、まず私が使ってもいい部屋を案内してくれました。
6畳ほどの広さのあるお部屋にはクローゼットと鏡、ベットがありました。
引き出しはいくつか空けておいてくれて、好きに使って言いと教えてくれました。
部屋の向かい側にはバスルームがありました。 日本とは違い、トイレもシャワールームも
一緒で、とっても可愛らしいバスルームでした。
彼女は私にゆっくりな英語で『ここはあなたが好きなときに好きなだけ使っていい』と言ってくれたのを
よく覚えています。 彼女の家にはベットルームが2つ・バスルームが2つキッチンとリビングがある
広い平屋のおうちでした。 車庫には家に入るドアがあって、いちいち玄関には行かなくて
済む作りになっていました。 車庫にはシャッターがついていて、車に乗ったままリモコンで開閉自由。
日本とは全然違うと感激したものです。
私のホストファミリーは当時独身だったジャネットという女性と彼女の飼っていた猫のキティでした。
保険会社に勤めていた彼女はバリバリのキャリアウーマンで一度彼女のオフィスに連れて行ってもらったことがあります。
料理があまり得意ではなかったけれど、優しくて、いつもゆっくり話の相手をしてくれて、
本当によくいろんな場所に連れて行ってくれました。
野球観戦・航空ショー・ゲイだった弟夫婦(?)など。
彼女の家にいる間は午前中は教会の一室を借りた場所で授業を受け、
午後は遊びに連れて行ってもらったりしていたように思います。
たったの3週間しか彼女とは一緒にいなかったけれどよく私の相手をしてくれました。
3週間のホームステイのあと、この企画にはオプションとしてサンフランシスコ観光があったので私は観光に行きました。
高校2年生のときだったので、受験の心配や年上に混じっているときに緊張感などまったくなく
私にとってはいい時期に経験が出来たと思える旅でした。
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