●7/10 セブ〜ドゥマゲッティ アポ島2ダイブ
早朝4時起床。ときおり小雨まじりの曇り。
30分後レセプションでドゥマゲッティまで案内してくれるジェラートと会い朝食のサンドイッチを手渡される。
この日ドゥマゲッティへ移動するのは、相棒の竹腰ともう一人安保という青年の計3人。
この安保という青年一見見かけはおとなしそうな好青年なのだが、実はとんでもなく楽しい青年だった。
その本性は3日目の夜あらわとなる。
車に乗りセブ港へ。5時に到着。ターミナルに入る際、荷物チェックが行われバッグを引っ掻き回される。
6時の出航まで待合室で待たされる。もちろん禁煙。
サンドイッチをほおばり出航まで一眠り。5:50船内への乗船が始まる。
3時間ちょっとでボホールを経由してドゥマゲッティへ向かう高速船は全席指定で、ビデオ上映や軽食サービスなどあり、
旅行者や通勤者で満席。島国であるフィリピン地元民の貴重な足とも言える。
禁煙、甲板にも出れない、冷房が効きすぎて異常に寒いと聞いていたので、さっさと毛布をゲットして眠りに入る。
9:15ネグロス島ドゥマゲッティ着。ジェラートとはここでお別れ。
ピックアップカーにて約10分、サンタ・モニカ・ビーチ・リゾートへ到着。
10:30にダイブの準備をして集合と知らされ、ウェルカム・ドリンクも早々に部屋へ。
機材を引っ張り出し、海パンに着替え、ダイブの準備をして集合場所へ。
と、ここで最初のハプニング発生。バンカーボートのエンジンにトラブルが発生したので出航できないとのこと。
メカニックが到着し修理が終わるまでしばし待機。桟橋はなく、遠浅なため、船は岸まで寄せれず沖に停泊してある。
カヌーのような二人乗りの小船に乗せられ一人ずつ送迎してくれるのだが、水はどんどん浸水してくるし、今にも沈みそうで驚いた。
バケツで何度も水をすくい出すこととなった。なんとか全員乗船し、11時アポ島へ向けて出航。
アポ島は、ドゥマゲッティからほぼ真南約20キロのところにある小島である。
現在フィリピンで最高のダイビング・スポットとの評価がある。
この日の面子は、関西からお越しの年配のご夫妻、セブは何度も来てるというミカさん、
俺たち野郎3人と、ガイドのバンビ、デュプリ、アシスタントのエドウィン、船の操縦士マイケルの10人。
後で分かったことだが、ミカさんはバンビの奥さんなのだ。どうりでタガログ語も話せるし、セブ近郊にも詳しいはずだ。
移動中、また船に故障が発生するのではないかと嫌な予感がしていたが、約1時間でアポ島到着。
しかしこの嫌な予感はわずか1時間後に的中することとなる。機材をセットしてファーストダイブ。
さすがに水中生物保護区域があるだけにきれいだ。透明度もいい。
珊瑚も豊富で色とりどりの小魚がいっぱいだ。4年前のマクタンとは比べ物にならない。大物はいないが十分満足できる海だ。
ドリフトでリーフのエッジを流して、棚へ上がり減圧を兼ねてしばらく海中散歩を楽しんで、
そろそろ浮上のころあいなのだが、船が来ない。しばらく待ったがやはり来ない。ガイドの案内でビーチへ上がる。
きれいだったねぇなどと感想を言い合う客をそっちのけでガイドは島に住む現地人となにやら交渉中。
どうやら船のエンジンが故障したらしい。。。嫌な予感が的中してしまった。
とりあえずガイドが船までランチと取りに行ってくれて、ビーチで昼食。
どこからか犬が3匹4匹と現れて目の前でこちらの食事風景をジッと見つめている。
きっとおこぼれをいただこうと待っているんだろう。なぜか安保の前にたかる犬が多い。
ゆっくり味わうことも出来ず、さっさとほおばり昼食を終え、犬を追っ払った。
エドウィンとマイケルが一生懸命船を直しているようだが全く動かない。
結局2本目は現地の小さなボートで実施。
16時、エドウィンとマイケルを船に残し、小船でアポ島から最短のネグロス島マラタパイへ向かう。
波でびしょ濡れになりながらもなんとか30分ほどで到着。マラタパイは水曜市で有名な小さな村。
この日は月曜なので静かに時を過ごしていたが、突然の訪問者にみんなジロジロとあつい視線を送っていた。
ジープニーとはちょっと違うが、乗合バスをチャーターして陸路でホテルへ。
島内観光をしてる感じで気分がよかった。フィリピンの交通事情はどこへ行っても同じだと思うが、とにかく運転が荒い。
クラクション鳴らしっぱなしでガンガン飛ばす追い抜く。
譲り合いなんてものは皆無に等しい。おかげで30分ほどでホテルに着いてしまった。
初日からハプニング続出でこの先どうなっちゃうんだろうと思いつつ、夕食で雑談に花を咲かせ夜は更けていく。。。
|