ダイビング・ア・ゴーゴー
読むと行きたくなります♪

ダイビング・ア・ゴーゴー パラオ

ダイビングアゴーゴー編集部
本体価格:1,890円

 パラオ旅行記

Palau '96-10-06〜11  利用旅行会社:【STW (アイランズコレクション)
みなさん、パラオ共和国という国をご存知ですか。
グアム島から南西へ約1300Km、赤道のすぐそばにある大小200あまりの島々からなる島国です。
気温は一年中30℃を超え、湿度も80%を超えます。
また、700種以上の珊瑚と1000種以上の魚、5000種以上の昆虫や20種を超える鳥たちが生息しています。
まさに南海の楽園と言えるでしょう。
もちろん、ダイビングスポットとしても定評があり、世界の4大ポイントの一つとして数えられています。

KBブリッジ 給水車 ホテル周辺 選挙
バベルダオブ島と
コロール島を結ぶ唯一の橋
水がほとんど使用出来ない状況 飲食店や雑貨屋など
数多くのお店が…
大統領候補や一般議員候補のポスター
ナポレオン マンタ イルカの群れ ウーロン島
他にも海亀、サメやバラクーダなども!! 憧れのマンタ♪
最高っす!!
ピョンピョンと飛び跳ねて
泳ぐイルカ
ここなら優雅な時間を過ごせるよなぁ〜ヾ(≧▽≦)ノ
ガイドのジム グアム
暇さえあれば、簡単に釣りが楽しめる 日本に
帰りたくねぇよなぁ…(T▽T)


そんなダイバーの憧れのパラオの海に10月6日から11日、始めて潜って来ました。
出発直前の9月26日、パラオ空港のあるバベルダオブ島と首都コロールのあるコロール島を結ぶ唯一の橋
「KBブリッジ」が崩壊し、コロール島内は停電・断水で混乱しているとの連絡を受け、不安を抱きつつ旅立ちました。
朝、成田飛び立ちグアムで乗り継ぎ、ようやくパラオへ到着。日本と時差のないパラオも着いたときには、すっかり日が落ちてました。
南国特有の生暖かい空気が肌に感じられました。

ホテルまでの移動中、KBブリッジにさしかかり、豪快な壊れ方に唖然としました。 写真で見たあの美しい橋の面影は全くありませんでした。 車からボートに乗り換え、島間を渡りました。 心配された待ち時間も、わりと多くのボートが出ているため、それほどなく苦になりませんでした。 コロール島では、電気も水もバベルダオブ島より「KBブリッジ」を通じて供給されていたようです。 ホテルでは、電気は復旧してましたが、水はほとんど使用出来ない状況でした。 冷蔵庫は使えるものの、テレビはケーブルテレビのためか砂嵐しか映りませんでした。 市内では給水車があちこちで見受けられ、時間を制限して水が使用できるようでしたが、 水道が完全復旧するのはかなり先のことと思われます。 ホテルは市内中心部に位置しており周辺には、飲食店や雑貨屋など多くのお店がありました。 一応コンビニらしき店もあり、水も普通価格でたくさん売ってました。 夜になると酒場には現地の人々や観光客が集まりにぎやかになります。酒も料理も日本に比べるとかなり安いです。 驚くことにパラオではマリファナは合法らしくあちこちで吸ってる人がいました。 見ず知らずの私にも薦める人がいましたが、さすがに遠慮しときました。 そんなパラオも夜12時になると外出禁止例が発令されます。 現地の人々は酒癖が悪く、手が付けられないため、このような措置をとっているらしいです。 おかげで、ものすごく静かです。時折、パトカーがけたたましくサイレンを鳴らしながら走り去って 行くくらいで、きれいな星空をウォッチするには最高の時間帯になります。
またパラオでは、現在選挙の真っ最中で、大統領候補や一般議員候補のポスターが町の あちらこちらに見ることが出来ます。 ちなみに現在の大統領は日系のナカムラ大統領です。地元の方々の予想では、次もナカムラ大統領でしょうということです。 滞在中はもちろんダイビングをして過ごしました。日中の気温は35℃くらいで、日本人の私にはすごく暑く感じられましたが、 天候や海洋状況には超恵まれ、とても楽しいダイビングを満喫できました。 現地では「デイドリーム」という日本人の経営しているショップを利用しましたが、 ガイドはジムとデニスという陽気な現地人がやってくれました。 パラオのダイビングは、朝からボートで出発し、午前中に1本潜り、昼食をとり、午後に1本潜り夕方帰ってくるといったスタイルです。 たくさんのダイブポイントがあるため、船での移動はかかせません。そのため、日中のほとんどを船の上で過ごすことになります。 移動中はきれいな空と海と島々を見ながらのんびりと過ごすことが出来ます。 3日間のダイビングで、いろんな魚や珊瑚などを見ましたが、何と言ってもあの憧れのマンタに出会ったことが一番の感動でした。 「ジャーマンチャンネル」というポイントで見たのですが、まさか!?本当に?!って感じでした。 その外にも、ナポレオンや海亀、サメやバラクーダなど、日本では見れない ようなたくさんの魚や珊瑚などを見ることができ、ものすごく感動しました。 また移動中には時折、イルカの群れが現れ、船の真横を並走してくれます。 まるで映画のワンシーンにでも出てくるような光景が目の前にひろがります。 ピョンピョンと飛び跳ねて泳ぐその姿はとても愛着がわきます。 昼食は、適当に近くにある島へ寄って取ります。 パラオにはたくさんの島々がありますが、そのほとんどが無人島です。 ちょうどこの日は、ビーチのとてもきれいなウーロン島で昼食を取りました。
現地の人々は、とにかく釣りが大好きです。暇さえあればつりをやっています。 ガイドのジムはダイビングが終わると、魚影を求めて船を走らせます。 怪しい魚から立派なカツオまで、けっこう簡単に釣れます。 この日も結局6匹釣り上げ、カツオをさしみにして食べさせてくれました。 といった具合で、楽しいパラオの旅もアッという間に終わり、いやいや戻って来ました。 帰りは飛行機の乗り継ぎ便が上手く取れずに、グアムで1泊するはめになりましたが、とっても楽しい旅でした。 目をつぶれば、あの美しい光景を思い出すことができます。 どこまでも続く青い空と青い海、まっすぐに降り注ぐ陽光と誰もいない真っ白なビーチ。 そして火照った体をやさしく冷ましてくれる満天の星、星、星。ぜひもう一度、行きたいと思います。


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